中学受験、7人に1人が「全滅」!?
誰しもが恐れるどの学校にも合格できない「全滅」。
小学校6年生の3学期はほとんど学校に行かずに受験勉強に励んでいたにも関わらず、地元の公立中学校に入学する。周囲には同じ小学校からの子も多く、その子が中学受験をしたことは学校を休んでいたことから、周知の事実となっています。そのため、全部の学校に落ちたと嫌でも知られてしまうことになります。
子供もつらいし、親御さんもつらいですよね。そうなるとは考えたくもありません。
恐ろしいデータがあります。
これによると、2020年の合格率は96%となっています。つまり4%は「全滅」したということです。これは男女共通の数字ですが、男子だけになると合格率は86.3%まで下がります。実に7人に1人は「全滅」しているということになります。
7人に1人って、まぁまぁな数字ですよね。決して低くないと思います。実際には、受験する以前にあきらめる子もいますから、潜在的にはもっと多くの子たちがふるいにかけられているわけですし。
一方で、あわよくば私立に行ければってことで、半ば記念受験のような形の子もいるでしょうし、第一志望がダメなら公立に行くって子もいるでしょうから、本当の意味での「全滅」はもう少し割合が低いと思います。
とはいえ、「全滅」が存在するのは事実。どんなに優秀な子であっても、絶対にそうならないとは言いきれません。この「全滅」回避でとても重要になるのが、受験日程組みだそうです。
何月何日にどこを受けるのか。子供の偏差値に合わせて、抑え校をどう持ってくるのか。面談のときには、偏差値-10まで見ておくように言われました。
2024年受験組の長男は、5年生の、もう夏です。志望校というか、現実的に検討すべき学校も徐々に見えてきて、夫婦で「あそこどうだろう」と話すことも増えてきました。
1月に受験できる学校で早めに合格をもらって「全滅」を回避しつつ、2月は本命校に挑むというスケジュールでいきます。地方は分かりませんが、首都圏では王道のスケジュールでしょう。1月は偏差値が抑えめの学校となるでしょうが、御三家に行くようなトップ層も練習兼ねて受験するのが1月シリーズなので、決して油断できないですよね。
人に誇れるような成績ではありませんが、夜遅くまで机に向かって努力している我が子の背中を見ると、「全滅」するとは到底思えません。中学受験という競争を経て、最後は「挫折感」ではなく「達成感」をもって終わりたいです。そのために、親がしっかりとリサーチして、完璧な受験日程を組みたいと思っています。
しかし、もしも万が一「全滅」した場合、私は息子を抱きしめて、けっしてその努力は無駄にならないと頑張ってきた息子を褒め称えたいと思っています。そんなに深く突き詰める必要はないと思いますが、もしそうなったときにどうするかってことを夫婦で話合っておくことも大事なのかなと思った次第です。