受験日記

12日目「凡人こそ中学受験」

yoshizooo

どこか中学受験を特別なものだと思っていました。

別に中学受験なんてしなくても、近くの公立中学校でも十分に学べるし、金銭的にも優しいし。

 

子どもが中学受験をすることに反対はしていないけど、妻ほど必死になれているかといえば、全然そうじゃない旦那ことわたくし。

まだ4年生なのに、月曜と火曜は遅くまで塾に行って、毎日たくさん勉強をして・・・

子どももストレスがたまるけど、親だってストレスがたまる。

正直に言って、デメリットのほうが大きいじゃないか。

そう思ったことも多々ありました。

 

そんなとき、すごく納得する言葉がありました。

 

「凡人こそ中学受験」

 

10月から始まったドラマ「二月の勝者」で、主人公の黒木蔵人が中学受験に反対している父親を説き伏せたときに言い放ったセリフです。

その父親は子供がずっと続けてきたサッカーをさせるため、6年生という大事な時期に中学受験をさせることで、サッカーに集中できなくなるとの理由で反対していました。

そこで主人公の黒木は、プロのサッカー選手になる確率と、中学受験をして有名進学校に受かる確率を比べて、中学受験は努力に対する対価が圧倒的に良いと言います。

 

私の周囲にも、子どもにサッカーを習わせている家庭はたくさんあります。しかし、その多くは本気でプロを目指しているわけではありません。小学生のときからプロを目指すような子は圧倒的に上手いですし、運動神経が違います。

体力づくりなど、それぞれの理由があるのでしょうが、捉え方によっては時間がもったいないと感じます。

サッカーをさせたところでプロになるつもりがないのであれば、中学生になってから部活でやれば十分かもしれません。少なくとも、将来を大きく左右するような事柄ではありません。

ところが、中学受験を突破し、教育の充実した学校に通えることは、将来を大きく左右します。

大学を卒業して就職する22歳までに、どれだけ武器をつくって、良い仕事や自分のやりたかった仕事に就くか。中学、高校、大学はそのための期間であると思います。

なら、他の習い事に時間を割くのではなく、中学受験のために時間を割くことは、子どもの将来のための最適解であるのかもしれないです。

 

うちの子は紛れもない「凡人」です。

SAPIXで特待生をとっている子の話を聞くと、基本的に物事を忘れないし、一度で覚えるそうです。

私はすぐに物事を忘れるし、何度も反復しないと覚えられません。そんな私の子ですから、神様が気まぐれを起こさない限り、生まれる子は普通の子です。

中学受験が特別なものだと思っていたので、それをする子も頭の良い特別な子たちだと思っていました。

でも、そうじゃない。普通の子だからこそ、中学受験をするべきなのか。

このドラマを見て、なんとなく、モヤモヤしていたものがスッとしたような気がしました。もちろん、2回目も夫婦で見ます。

 

最後に、サッカーなどを習わせていることを否定する意図はまったくありません。子供のためを思ってすることに不正解はないと思います。うちの子も勉強の気分転換を兼ねてピアノをやっているしね。

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