受験日記

5日目「なんのために中学受験をするのか」

yoshizooo

中学受験って、はっきり言ってしなくても良いものじゃないですか。だけど、首都圏を中心に中学受験をする家庭の割合は年々高まっているようですね。

 

うちはなぜ中学受験に挑んでみようと思ったのだろうか。今日はそんなことを考えてみます。

 

公立中学よりも私立中学のほうが教育が手厚い

私立の学校は、いわば会社と同じです。生徒を一生懸命集めるために自身の学校の良さをアピールしていかなければなりません。そのためには、良い教育環境を継続的につくりだしていく必要があるわけで、常に改善が求められます。また、先生も公務員ではなく会社員であるため、公務員よりもずっと解雇というリスクは高いわけで、日ごろの仕事に対する緊張感も違ってくると思います。

公立の学校は特により良い教育環境の構築や改善をしていかなくても、勝手に地域住民が集まってきますよね。先生も基本は公務員なので、よほども問題を起こさない限りは解雇になることはありません。

こう言うとまるで公立が悪いみたいですが、公立の学校でも素晴らしいところはたくさんあるし、先生という大変な職業に就かれて奮闘されている様には素直に頭が下がります。けっして公立の学校を否定しているわけではありませんので。

 

ただ、私立のほうが良い教育環境に恵まれる可能性が高いということです。恐らく、公立よりも教育委員会などのしがらみが少なく、独自色を打ち出しやすいってこともあるでしょうし。

 

高等部になると偏差値が跳ね上がる

中高一貫の私立学校の多くが、高等部になると偏差値がグッとあがる傾向にあります。中等部では偏差値50台でも、高等部では60台というのが普通です。

つまり、高校から受験して入学するよりも、中学から受験して入学するほうが偏差値という意味ではハードルが低くなります。

 

なぜ、高等部になると偏差値が上がるのか。

それは中等部できちんと学んできた子たちが力を伸ばし、高等部ではその子たちの基準で新規入学生が募集されるからです。

さらに言えば、私立中学ではそれだけ力が伸びるということの裏返しでもあります。

 

大学受験をパスできる

大学付属の中学校であれば、そのままエスカレーターで大学まで進学ができます。そういう意味では、いずれ苦労することになるであろう、高校受験あるいは大学受験を小学生のうちに先んじて済ませておくという見方もできます。

大学によっては、大学進学時に他校を受験することを禁止しているところ(進学の権利を放棄しなければならない)もありますが、そうでないところもあります。

禁止されていないところであれば、中高一貫できちんと学んで、大学は国公立を目指すということも可能です。ダメならそのまま進学すればよいわけで。

 

 

我が家が中学受験に挑む理由は今のところ以上です。

実際のところ、中学受験をしなくても良い大学を卒業して、一流企業に勤めている人などたくさんいますが、それを言い出せばキリがありません。将来的に良い環境に恵まれる可能性を少しでも増やすための作業だと思っています。

 

まだまだ受験をする息子自身が「親に言われるからやっている」向きが強く、「自分のためにやる」「あの学校に行きたいから頑張る」といった自発的な気持ちを早くもたせたいなと思う、今日この頃です。

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