受験日記

28日目「突出した才能の子に学習支援・・・だと?」

yoshizooo

仕事会社の電車でボーっとYahooニュースを見ていると、ちょっと衝撃的な記事がありました。なんでも、突出した才能の子に国が学習支援をするというのです。

以下、Yahooニュースからの引用です。

文部科学省は、数学や語学など特定分野で突出した才能を持つ児童生徒について、学校での学習支援に初めて乗り出す。

教室外で高度な教育を受けられるようにして、通常の授業では易し過ぎて苦痛を感じたり孤立したりする子の才能を伸ばす。2023年度予算概算要求に支援事業費を盛り込むことを検討している。文科省はこれまで、才能ある子どもへの支援として「ジュニアドクター育成塾」などの事業を実施。人材発掘と育成に主眼を置き、週末に大学や企業で開催してきた。一方、授業では「教科書の内容は全て理解しており、暇を持て余していた」「発言すると雰囲気を壊すので、分からないふりをしていた」「変わっている子扱いされる」といった経験をする子も多いという。教師の指導方針が合わず、不登校になるケースもある。そこで今回始める支援では、学校生活を送る上での困難を解決することを重視する。

支援の内容は、特定の教科だけ別室で高度なオンライン教育を行ったり、大学やNPOなどで指導を受けられるようにしたりすることが想定される。教室外での学習を出席日数や成績にどう反映させるか、連携できる機関を地方都市でどう確保するかといった課題への対応策を今後詰める。概算要求に盛り込む事業としては、モデル校に助成して支援ノウハウを蓄積することが考えられる。先進事例集を作る案も浮上している。

文科省は、今回の支援をエリート教育とは位置付けていない。対象となる子は知能指数(IQ)で選抜せず、教師からの推薦などで柔軟に選ぶ方針だ。天才児を表す「ギフテッド」という言葉も使わず、「特定分野に特異な才能のある児童生徒」と表現することにしている。 

 

まず思ったのが、天才と呼ばれる子ってやっぱりいるんだなということです。しかし、日本の社会システム上、こういった才能を活かすことが出来ていないが故の取り組みなのでしょう。

突出した誰にも負けないことというのは間違いなく武器です。可もなく不可もないような器用貧乏タイプよりも、不得意がたくさんあっても、ある一点で突き抜けているタイプのほうが結果的に成功するのではないかと思います。私自身、典型的な器用貧乏タイプで、学生時代に行った職業適性検査ではすべての数値が、平均から平均やや上に収まっていました。

それはそれで無難なのかもしれないですけど、面白くないですよね。大きな失敗もないけど、大きな成功もない。振り返ればそういう人生だったかもしれません。

 

一方で、突出した才能がある子というのは必ずしも周囲の理解を得られるわけではありません。分かりやすく賢い子っていうのは、学校でも成績優秀で、それこそ御三家に行くような子たちなのでしょう。

しかし、突出した才能を持っているけど、性格に難があったり、感性が独特な故に周囲の理解を得られなかったりする子もいます。例えば、息子の同級生に絵がめちゃくちゃ上手な子がいるのですが、一方で漢字が覚えられず、発達障害と診断された子もいます。発達障害の子は特定分野で力を発揮する子も多いですが、このニュースのケースではどのような扱いになるのでしょうか。

「教科書の内容は全て理解しており、暇を持て余していた」「発言すると雰囲気を壊すので、分からないふりをしていた」「変わっている子扱いされる」という発言が用いられていますが、恐らく学校での生活態度がよろしくない子が多いのでしょう。一歩間違えれば発達障害と言われそうですね。テストの点数が満点ラッシュであれば、そうでもないのかもしれませんが。

 

ところで「ギフテッド」というワードが気になって調べてみました。ウィキペディアさんいわく

ギフテッド: gifted)とは、一般的な人々と比較して先天的に顕著に高い知性と精神性、共感的理解、洞察力、独創性、優れた記憶力を持つ人々を指す。知的才能保持者。これらの定義は世間的な成功を収める、収めないに関わらない。目立つことを避けようと故意ないし無意識的に怠け者や優秀でない者、天然な性格を演じることで社会に溶け込もうとする傾向が報告されている。才能を潰さないための特殊なギフテッド教育が提供される場合がある。正確な定義に搖らぎがあって、発見は困難とされ、診断には高度な専門知識を必要とする。ASDやADHD等の発達障害の誤診が非常に多く、注意を要する。参考知能指数は130以上。

見ました奥さん?「知的才能保持者」ですって。きっと見えている世界、凡人とは違う。

でもやっぱり発達障害との誤診が多いんですね。誰かが言った「バカと天才は紙一重」っていうのは、こういうところにも表れているのかもしれません。

実はうちの次男(たいら)は、2年生2学期に急に学校での生活態度が悪くなって、家でも手がつけにくくなってしまい、発達障害の診断をしたことがあります。その際にIQテストを行ったのですが、言語能力のIQが150ありました。もしかして「ギフテッド」なのか。

ゴルフでいうところの「ライジングインパクト」?「シャイニングロード」??いや、「フォーリングスター」???元ネタが分からない人は漫画「ライジングインパクト」を読んで勉強しよう。控えめに言って名作です。

診断結果は発達障害ではなく、学校生活も3学期になった途端に人が変わったように落ち着きました。恐らく、いろいろと習い事を始めたことでストレスが溜まっていたのかなと思います。

当時は夫婦でも色々と話し合いをして悩みました。結局、元気で明るく過ごしてくれる、それが一番の「ギフテッド」なのかなと思います。あ、天からの授かるものではなく、子から親へのですけどね。

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